昨夜、パリ管弦楽団がシュトゥットゥガルトで演奏会を行ったので、
聴きに行ってきました。
シュトゥットゥガルトはハイデルベルグから特急で約40分。
南西ドイツの政治経済の中心地なので、ハイデルベルグと比べると、
かなりの都会。
早めに出かけて、ショッピングと食事を演奏会の前に楽しみました。
昨日はあいにくの雨にもかかわらず、どこのお店も通りも人人人、、、

駅から延びる歩行者天国をブラブラ行くと、宮殿庭園が出てきます。
数週間前から、春になったら履ける茶色の靴をずっと探していました。
なんとなくシュトゥットゥガルトで見つかるんじゃないかな〜と予感してたら、
ありました!!

色も形も、私の理想通り。
またまた一目惚れ。
その名も「レオナルドダヴィンチ」
媚びずにキリッとしているのに女性的な感じが素敵。
さすがイタリア製。
ドイツの靴は、何だか野暮ったくて、ごつくて、おしゃれじゃないのです。
100%気に入った靴も見つかって満足。
急にお腹が減ってきました。
ガイドで調べた地ビール&郷土料理屋へ。

「カルヴァー・エック・ブロイ」というレストランです。
シュトゥットゥガルトのあるシュヴァーベン地方のお料理と生ビールを注文。

「本日のお薦めシュヴァーベン料理」
ブタと牛のメダイヨン、シュペッツレ(南西ドイツのパスタ)
それにサラダ。
見た目は典型的ドイツ料理。
しゃれっ気もなく、いかにも、ドカ〜ンボ〜ン皿にのっけてきたぞ〜。
と言わんばかり。
でも、これが美味しいのです。
そして、ドイツ料理にはビールがやっぱり合います。
満腹になりいざ、コンサートへ。
会場は市立ホール「リンダーハレのベートーヴェンホール」
プログラム
W.A.Mozart ピアノ協奏曲23番イ長調kv.488
H.Berlioz 交響曲op.14 [幻想」
ピアノ&指揮:クリストフ エッシェンバッハ
1曲目のモーツアルト。
1楽章の出だしの音が出た瞬間に鳥肌が、、
ううぅぅ、、フランスの音だ〜。
特に弦楽器グループの透明感があって、ベルベットのような柔らかいしっとりとした
音色。
それに比べて管楽器グループはとても明るくキラキラした音色。
さすがパリ管。
全体的にはとってもかわいらしく無邪気な感じ。
素敵なモーツアルト!!
エンッシェンバッハ氏のピアノは温かかさを感じさせてくれました。
1楽章ではいまひとつ調子がよく無さそうでしたが、2楽章、泣かせてくれました。
何だか沈美な世界に引きずりこまれそうでした。
さすが熟年男性は違います。
3楽章は楽しく、かわいく、元気に弾ききってくれました。
管楽器の人たちが非常に楽しそうに吹いている姿が印象的でした。
休憩の後は「幻想」
パリ管=「幻想」というイメージがあるのは私だけでしょうか。
どこに行っても「幻想」を演奏してるような気がするのですが、、、
昨夜の「幻想」もちろん、フランスのオケ特有の音にドキドキ感激しっぱなしでした。
繊細なキラキラした音色。フランスのオケにしか出せない音。
こんな美しい音を耳の中に閉じ込めたい!!
でも、今回は、わ〜。きれい〜。だけでなく、フランスの別の面も感じました。
以前、フランス人の同僚が話していたことを思い出しました。
ナポレオンの時代はフランスの軍隊はとても厳しく、秩序がヨーロッパ一保たれていた。
それに比べてドイツの軍隊は軟弱で酒飲みで、だらしがなかった。
しかし今では、一般的なイメージはその逆だと思われていると言って、
怒っていました。
今日の演奏を聴いて、あ〜なんとなく分るような気がすると思いました。
それぞれ自己主張はしながら、皆一丸になって突き進んでいくエリート集団。
決して彼らの音楽は荒々しいわけではありません。
ネガティブに言ってるわけでもありません。
ただ、団員一人一人のプライドが天まで届くくらい高そうだと感じただけです。
だからこそ、あのような演奏が出来るのだと思いました。
パリ管には私の友達の旦那さんが弾いています。
演奏会の後、運良く会うことが出来て、カタコトのフランス語でご挨拶。
でも、彼は日本語が上手なので、日本語でおしゃべり。
舞台の上では真剣に演奏していた彼ですが、実際に会うと普通のカワイイ20代の
好青年。
演奏家の楽器あり状態と楽器なし状態のギャップにいつも驚きます。
刺激的で楽しい一日でした。