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静かで穏やかなハイデルベルグの街を、ぶらぶら、 てくてく歩いて、気づいたこと、美味しかったこと などなど、思いつくままにつづってみました。
プロフィール

りーざる

Author:りーざる
2009年5月生まれの息子・こざーる兄と2010年11月生まれのこざーる弟と夫・Tちゃんの4人家族。
ハイデルベルグ市立劇場でヴァイオリン奏者をやっています。

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 年に1回あるオーケストラ遠足。
今年は一昨日7月28日に、フランス・アルザス地方のヴィッセンブールへ行って来ました。

 費用はオーケストラ貯金から。
団員全員が1年に20ユーロ払ったものと、遅刻の罰金、携帯電話の電源切り忘れ罰金などで、
貯金が増えていく仕組みになっています。

 遠足には団員の半数以上と事務の人たちが参加。
今回はフランス人のコンサートマスターのTさんが全部計画を立て、手配してくださいました。
バスの中で事務員の一人が『劇場総監督と指揮者たちは来ないの?』と聞いたら、
Tさん、『ハッハッハ、誘ってないよ。俺たちオーケストラは劇場の中では、フランスのコルシカ島
みたいなもんだからね。』とさすが、フランス人らしいく面白いことを言っていました。
劇場には属しているけれど、オーケストラとして独自の道を歩んでるってことでしょうか。

 ヴィッセンブールはドイツとフランスの国境の小さな町で、ハイデルベルグからバスで
1時間半ほど。
ドイツのプファルツ地方を通り抜けるとそこはフランスのアルザス地方。
ぶどう畑がどこまでも広がる美しい地域です。

 街に到着してから、市内観光まで約1時間ほど自由時間。
カフェーで休憩しました。
国境を一歩超えただけで、町の雰囲気は急にフランスになるし、言葉ももちろんフランス語。
コーヒーの味もぜ~んぜん違う。
ちょっと濃いめのフランスのコーヒーが私は大好きです。
ケーキも美味しそうなものがいっぱいです。
ドイツではあまり見かけないエクレアをいただきました。

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町はとっても小さくてのどかな雰囲気満点。

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アルザス地方らしい木組みの家が立ち並びます。

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水路沿いに建つ民家も素敵。

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アルザス地方で2番目に大きい塔を持つと言われる大聖堂のなか。 
ステンドグラスがとてもきれいでした。

DSC00145.jpg
ローマ時代の礼拝堂のなか。

 ガイドさんによる1時間ほどの市内観光のあとは再び自由時間。
コンサートマスターおすすめのパティスリー『Rebert』に行きました。

 http://www.rebert.fr/

DSC00161.jpg
ドイツには絶対にない美しいケーキたち。
どれもこれも食べたくなりました。

 おみやげにオレンジチョコケーキ、私用にマロングラッセを買いました。
昨日の朝ごはんにケーキを出したら、ケーキ大好きこざーる兄は『けーきぃ、けーきぃ』と大喜び。
ムシャムシャ食べていました。
マロングラッセは昨日のおやつに、一人、ニンマリいただきました。

 夕方6時半、レストランへ出発。
レストランは山の中のClimbachという所にある『Pfaffenschlick』

http://www.restaurant-du-pfaffenschlick.com/accueil/index.html

DSC00173.jpg
アルザスらしい赤いチェックのインテリアが可愛い店内。

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前菜。

DSC00193.jpg
ベック・オフ

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地鶏

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アルザスの白ワイン

グルメのコンマスが選んでくれたお料理。
どれもほんとうに美味しかったです。
メインディッシュの後はチーズとデザート。

あっという間に3時間のお食事が終わってしまいました。
同僚たちとワイワイ、ゲラゲラ笑いまくって、本当に楽しかったです。
久々に大笑いしたせいか、のどが痛い。

私にとっては最後のオーケストラ遠足。
大切な仲間たちと素敵な思い出ができました。
同僚たちの笑顔もたくさん写真に収めることができて良かったです。

ハイデルベルグの劇場に着いたのはちょうど0時。
女性タクシーを呼んで、帰宅しました。
女性タクシーとは夜用の女性専用のタクシーのことで、事前に市役所で
チケットを買っておけば、市内どこでも9ユーロで乗ることが出来るのです。
劇場から我が家まで普通料金だとタクシーで約15ユーロ。
だからちょっとお得です。

夫、Tちゃんが子どもたちの面倒を見ていてくれたお陰で、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
感謝、感謝。
















 






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 夏休みまであとちょっと。
今夜と明後日の夜、それから日曜日の夜の演奏会の仕事が残ってるだけ。

 荷詰めもそろそろしなくては、と思いつつ、家族4人分の荷物を考えると、
なんだかめんどくさくなってしまう。
きっと、前日に大慌てで、スーツケースに押しこむことになりそう。

 今年のドイツの夏はどうも寒く、我が家ではこの数日、暖房を入れています。
だから、日本の暑さがイマイチ想像できません。

 天気が変わりやすいせいで、子どもたちは風邪っぴき。
ずっと鼻をたらしています。
それでも元気満々で兄はイタズラをして走りまわっているし、弟も大好きな紙を探して這いずり回っています。
特に兄は、このところドイツ語が口から出るようになり、しきりに『arbeiten』と叫んでいます。
どうぞ、どうぞ、しっかり働いてください。(笑)

 日本で、ジイジ、バアバ、こざーる兄弟の従兄弟達と対面させるのが楽しみです。


 私だけ時間の進み具合が速いんじゃないかと思うくらい、あれよあれよと一日が終わり、
あたふたした毎日を過ごしています。

 先週末はお天気が良かったので、森にブラックベリーを取りに行きました。

DSC00018.jpg

 我が家は山の中なので、ちょっと歩くとすぐに森に入って行けます。
すると、このブラックベリーが至る所に茂っているのです。
こざーる兄はこのブラックベリーが大好きで、『ブー。ブー』と言いながらパクパク食べていました。
私も袋に入れつつ、つまみ食いもしました。
日光にあたってる所ではよく熟していたのですが、日陰のものはまだまだ緑色。
今週末はきっとどれも食べ頃になっていると思います。

 ブラックベリーはどこでも勝手に育って行くのに、スーパーではかなり高く売られています。
夫・Tちゃんが言うには、ひと粒ひと粒そっと採らないといけないし、枝がトゲトゲで
作業が大変だからじゃないかと。。。

 私は日本に住むことになったら、絶対に庭で育てたいなあと思っています。
でも、日本の気候に合うかなあ?

 *************************************************

 我が家のこざーる兄弟もすくすく育っています。
だんだん二人で遊べるようになってきました。
二人とも仲良しで、夜寝るときは手をつないでいます。
兄は弟が大好きで、しょっちゅう抱きついてほっぺにチュー。
弟もいつも兄の動きを目で追って、抱きついてくると嬉しそうにしています。
昨日も、二人で机の下に潜ってゴソゴソしながらゲラゲラ楽しそうに笑っていました。

 先週1週間は二人とも風邪を引いて、数日保育園を休ませました。

 弟は運動面で発達が著しいです。
ズリバイでぐんぐん前に進むようになりました。
ミニカーが好きになり、兄の持っているミニカーで一生懸命遊んでいます。

 兄は知能が発達してきています。
色や数字、文字にすごく興味を示しています。

 兄は意思表示が非常にはっきりしており、この頃は保育園に行く道も私たちに指示してきます。
私とTちゃんはできるだけ早く保育園に連れていきたいと思っているのに、
最短コースだとつまらないらしく、車に乗ると、行きたい方向を指さすのです。

 我が家から街に行く途中に牧場があり、いつも牛たちが放牧されています。
こざーる兄はその牛を見るのが大好きなのですが、保育園は残念ながらその牧場の手前にあるので、
直接保育園に行くと牛を見ることは出来ません。
道をよく知っていて、保育園の直前になると『うちぃ~(牛)』と叫んで、牧場の方を指さし、
牛を見に行きたがります。
保育園に行く前に機嫌が悪くなると、その後が何かと大変なので、ちょっと回り道ですが、
牧場の周りを一周し、柵の近くで車を止め、しばらく牛を見せて満足させなくてはいけません。
『そろそろ牛さんにバイバイしよう』と言うと、素直に『ばいば~い』と手を振っています。

 直接行けば車で5分もかからないのに、牛を見てから行くので、家を出てから
保育園の教室に着くまで20~30分かかってしまいます。

 今日は牛にバイバイした後も『うちぃ』と何度も言っていたので、お父さんが
『牛さんも忙しいんだよ。ずっといっしょに遊んでられないんだよ』と訳のわからぬ説得をしていました。

************************************************

 私は昨日、3年半ぶりに歯医者さん。
今まで診ていただいていた先生はちょっと金儲け主義になりつつあったのでやめました。
仕事柄、歯が大切な管楽器の同僚に紹介してもらいました。
すごくいい先生だけど、モゴモゴ喋るから何を言ってるか分からないから覚悟するようにと
ドイツ人同僚に言われたので、ドイツ人でも分からないドイツ語ってどんなだろう?と思って行ったら、
案の定、私には全く分かりませんでした。(笑)

 こざーる兄を妊娠する直前に治療中の奥歯が柿の種を食べた瞬間に割れてしまい、
泣く泣く抜歯するハメになりました。
そして、入れ歯かインプラントをする予定だったのですが、歯茎の傷が治って落ち着くまで6ヶ月
待ちましょうと言っているうちに妊娠したので、そのままに穴が空いたままになっていたのです。

 そろそろ歯の治療をしようと思っていた矢先、歯磨きの時に歯が痛むようになったので
診てもらいました。
虫歯だと思っていたのですが、虫歯はゼロ。
歯の磨きすぎで歯の表面が薄くなって知覚過敏になっていたのです。
先生には歯並びも綺麗だし、丈夫で良い歯だと褒めてもらいました。
歯にカバーをして、歯石も取ってもらって終わり。
スッキリ、ツルツルの歯になりました。

 秋からインプラントの治療に入ります。

********************************************

 それにしても、毎日寒いです。
13度くらいです。
夏はもう終わったのでしょうか?
今日は長袖の下着に長袖のシャツ、タイツも履いています。
日本の暑さが恋しい!!

 ふふふ、日本まであと10日。


 嵐のように過ぎ去ったこの1ヶ月。
あまりにいろいろなことがありすぎて覚えていない・・・

 約3年間の妊娠・出産・子育てオンリー生活から突然100%働く生活に。

 私のオーケストラの仕事はたいてい、午前中リハーサル、夜本番。
朝は仕事に行く前に子どもたちを保育園に連れて行ってから、ギリギリ職場に駆けこみ、
リハーサルの後、午後はスーパーで買い物、帰宅して夕飯、離乳食作り、掃除、洗濯、
夕方にはこざーる弟のお迎え、離乳食と授乳、そして、夜は仕事。帰宅は夜中0時近く。
夜中はこざーる弟が何度か目を覚ますし、授乳もあるし、寝不足の極み。

 本当にクタクタ。
これをこなしている先輩ママ同僚たちには脱帽です。

 乳幼児を抱えて仕事に出ることがこんなに大変だとは想像してませんでした。
分かっていたら、もうちょっと産休を取っていたのにと少し悔やまれる今日この頃。
しかし、それは無理。
というのも、実は、今年いっぱいでドイツ生活に終止符を打ち、来年からは日本に住むことに
なったので、最後の半年は、悔いの残らないようにしっかり仕事をしようと決めたのです。

 仕事に復帰した日に辞表を出しました。
同僚たちからは、励ましの言葉、残念だと悲しむ言葉、いろいろな言葉があり、
こんなに私のことを思ってくれてたんだなと、嬉しくなりました。

 仕事をやめることについて、私も複雑な気持ちでした。
喉から手が出るほど欲しいと思って手に入れたオーケストラの仕事。
素晴らしい仲間たちと一緒にずっとずっと仕事をしていけたらどんなに良いだろう、
止めるのは残念だなと何度も思いました。
でも、それは音楽家としての私の気持ち。
妻として母として日本人としての私は、家族と一緒に日本に住めて万々歳。
どちらも正直な気持ち。

 だから、ある同僚が、『辞表を取り下げなさいよ。もっと自分自身のことを考えなさいよ。
日本に帰って今と同じ仕事が出来る?もし仕事がなかったら、専業主婦よ。夫に依存する生活になるのよ
世の中、別居夫婦もいっぱいいるわ』
と言われたとき、心がグラッと揺れました。
確かに、日本に帰ってヴァイオリンを弾く仕事がなかったら、自分というものが無くなってしまいそうで
嫌だなと思いました。

 だけど、また別の同僚が『やっと手に入れた家族という幸せだ。夫と子どもたちが居るところが君の場所だよ。
ボクの妻も某オーケストラでチェリストをしてたけど、二人目の子どもが生まれたときにスパッと仕事をやめて
家族のために生きて行くことを決めたんだ。それでも彼女は時々コンサートもしているし、生徒もたくさん
持っていて、チェロをひきつづけているんだよ。君の選択は間違いじゃないと思う。子どもたちにとって
母親がいつでもそばに居てもらえることは何よりの幸せなんだよ。自信を持て!!君は良いヴァイオリン奏者だ。
楽器さえあればどこででもヴァイオリンは弾いていけるよ。大丈夫。頑張れ!!』と励ましてくれたのです。

 この同僚の言葉で、気持ちが吹っ切れました。
私が選んだ答えは間違いじゃない。これでいいのだと。

 だから、毎日のように、同僚たちから『本当に辞めちゃうの?』『行くな!!ここにいろよ』と言われても
もう大丈夫。
にっこり笑って『うん、行くの。日本に会いに来て!!』と答えています。

 ハイデルベルグのオーケストラで弾けるのも12月31日まで。
そう思うと、一回一回の仕事がとっても大切に思えてきます。
この曲を弾くのは人生で最後かも、なんて思うと涙が出てきちゃいます。

 それなのに・・・
究極の寝不足+疲労で眠くてしかたがない。
リハーサル中も本番中も時々意識が吹っ飛んでしまいます。かなりやばい状態です。

 6月の末からハイデルベルグ城で夏の音楽祭が始まっています。
演奏会、マチネー、オペラ公演も何度も行われています。
今年の夏はどうも天気が悪く、演奏会の日はいつも雨。
一曲だけ弾いて雨が降ってきたからお城の中のホールに引越しってことはしょっちゅう。

 街の劇場ではロミオとジュリエットのダンス公演、オペラ『オテロ』、今シーズンで辞める劇場総支配人の
お別れ演奏会、過去7年間に公演されたオペラの総集編演奏会などなど、毎日違うプログラムで
頭の中がゴチャ混ぜになっています。

 そんな中、我が二人の息子たちは体調を崩して病院に行かなきゃいけなくなったり、
母親が夜いないストレスからから、夜泣きになったり、心休む時がありません。

 こざーる弟は先週から夜泣きっ子になり、しかも食欲不振でほとんど飲み食いしないし、
ちょっと食べたかと思うと、激しく嘔吐して、弱っています。
お医者さんに診ていただいても、どこも悪いところが見当たらないとのこと。
しばらく様子を見るしかない状態です。
早く元気になってほしいです。
ハイハイまであともう一息。
ズリバイで動きまわるようになってきました。
紙が大好きで、絵本や広告の紙を見つけると握りしめて食べてしまいます。
取り上げると、猛烈に怒って泣き叫びます。
すこしずつ意思が出てきて、思い通りにならないと怒っています。
お兄ちゃんと玩具の取り合いもするようになりました。

 こざーる兄は機嫌が良かった、悪かったり。
私が家に居るときは明らかにご機嫌です。
仕事に行くときは、たいていバイバイしてくれるようになりました。
時々泣き叫んでエレベーターのところまで追いかけてくる時があります。
一緒に過ごす時間が激減したので、見るたびに顔つきがキリっとしてきて、背も伸びて、
言葉も増えてくる姿に驚きます。
ドイツ語と日本語が混じっていて、数字の1はドイツ語、2は日本語だったり、お返事は『はーい』なのに
嫌なことは『Nein』
数字や文字に興味を示して、読みたがります。
6ピースのジグソーパズルもいつの間にか上手に出来るようになりました。
ひまわりのことを『ニコ』と言います。
ベランダで育てているひまわりの花が咲いて以来、毎日『お花がニコニコ笑ってるね。ニコニコだね。』
と言いながら一緒に見てきたので、ひまわり=ニコになってしまったようです。

 夫・Tちゃんも頑張って協力してくれています。
ベビーシッターにも時々来てもらっていますが、夜の子どもたちの世話はTちゃんの役目。
寝かしつけは一番大変な仕事です。
おかげで、私は安心して仕事に出かけられます。

 家族皆で頑張って乗り切ってきました。
あと2週間で夏休み。
日本が待っています。

 がんばるぞ~。


 このところ、仕事が立て込みすぎてヘトヘト。

 リハーサルのこと、コンサートのことなど、仕事の話、それから子どもたちの話もいろいろ書きたいけれど、
仕事から帰ったら、食事作り、掃除、洗濯、買い物が待ってるし、子どもたちのお迎えの時間も
迫ってくるし、そんなこんなで、ゆっくり日記を書く時間が取れません。(泣)

 慌ただしく生活していると、日々の出来事をどんどん忘れてしまう。
忘れてもいいことも多いけれど、思い出に心に残しておきたい小さな出来事も多々あるので、
やっぱり日記を書いておきたいです。

 来週はちょっと仕事に余裕があるから、最近の出来事をまとめて書いみようと思います。
 こざーる兄の言葉が増えてきています。
と言っても、まだまだ私達夫婦にしか分からない言葉のほうが多いのですが。

 言葉が出てきたおかげで、彼が何を要求しているのかが分かりやすくなってきました。

 最近よく言う言葉。

 『おか~』=お母さん
 『おと~』=お父さん
 『は~い』=お手伝いを頼んだ時に必ず返事してくれます。
 『ありがとゥ』=運がいいと時々言います。
 『Danke』=ありがとうより出てくる頻度が高いけれど、いつもじゃない。
 『Auto』 =タイヤの付いた乗り物はAuto
『ラック』=トラック
 『ぼー』=ボート、船
  『あま』=馬
 『ジュ』=ジュース
 
 先日、夜中に突然『Auto!!』と叫んでいました。
きっと車の夢を見ていたんでしょう。
翌日保育園の先生に話したら、このごろ、お友達と車争奪戦をしていることが多いから、
夢に出てきたんでしょうとおっしゃってました。

 タイヤの付いた乗り物が大好きなお年ごろです。
保育園にはいつも車で登園なのですが、チャイルドシートにさっさと乗ってくれず、
まずは運転席に座って、一遊びしてから。
その時お父さんや私は外で待ってなくちゃいけません。
一緒に車に乗ると怒るのです。
そういう時間も計算して出かけないといけないので、大変です。
保育園の駐車場から教室までは自転車に乗ります。

 魔の二歳児。
世界は彼中心に回っていると信じているようです。
ちょっとでも思い通りにならないと、怒り狂ってひっくり返ったカブトムシのように
道でも家の中でもどこでもバタバタしています。
そんな時は、いいかげん勘弁してくれ~とイラッとするのですが、
次から次へと突拍子もないことをしでかしてくれる年頃でもあるので、
ある意味楽しませてもらっています。

 おしゃべりできるようになるまでもうちょっと。
楽しみだな。
 こざーる兄のハリネズミ組は遠足でハイデルベルグの動物園に行きました。
こざーる兄にとっては初めての遠足。
私が行くわけじゃないのに、私まで何だかウキウキしてしまいました。

 保育園からのお知らせで、リュックにお弁当、飲み物、それから、アイスクリームを買うために
2ユーロのお小遣いを入れて持たせてくるようにと言われていました。
リュックを持ってなかったので、翌日、仕事帰りに購入。
青色の小さなかわいいリュックです。
お弁当はこざーる兄が好きなチャーハン。おやつにモンキーバナナ。

 昨夜寝る前に、こざーる兄に、『明日は遠足だね。バスに乗っていくんだよ。このリュック、
自分で持たなきゃいけないよ』と話すと、リュックを背負って、玄関にトコトコと行き、
出かけようとしました。
『まだだよ。明日の朝だよ』というと、怒っておりました。

 今朝出かけるときに、リュックに荷物を詰めながらこざーる兄に、これがお弁当だよ。
お茶の水筒だよ。ここにお小遣い入ってるよ。と言い聞かせました。
こざーる兄、うれしそう。
特にバスに乗れるのが嬉しいのか『バシュ、バシュ』と言っていました。

 朝9時までに保育園に集合。
チャイルドシートとリュックを先生に預けて、こざーる兄とバイバイ。

 ご機嫌で行ったかな~?お弁当食べてくれたかな?と一日中、きがかりでした。

 私の心配はよそに、こざーる兄はご機嫌で楽しく楽しんできたようです。
お弁当もしっかり食べてくれてました。
よかった、よかった。

 今朝はハイデルベルグ城で演奏会。

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朝は曇り空だったので、日時計があまり役だっていませんでした。

会場は野外の予定でしたが、譜面台が倒れそうなくらい強風だったので、急遽、場内に移動。

 プログラム

Aaron Jay Kernis 『MUSICA CELESTIS』

Johann Sebastian Bach 『KONZERT FÜR VIOLINE, OBOE & ORCHESTER c-Moll BWV 1060a』

Heitor Villa-Lobos 『BACHIANA BRASILEIRA Nr. 9』

Felix Mendelssohn-Bartholdy 『STREICHERSINFONIE Nr. 10 h-Moll』

Violine :Caroline Korn
Oboe :Christine Bender

指揮 :Timothy Schwarz

 今回の指揮のSchwarz氏。ピアニストとしてはいいんだけど、指揮者としての器がなく、
ちょっと残念な人なのです。
彼なりに一生懸命頑張ってるから、キツイことを言うのはかわいそうなのですが・・・
彼の指揮ははっきり言って、全然分からない。
決して難しい曲ではないのに、彼が指揮をすると難しくなってしまう。
オケからも、もっとはっきり振ってくれと、苦情が多発。

 私は彼を見ないようにしていました。
見たら、テンポや拍が分からなくなってしまうし、何よりも彼の風貌に笑ってしまうのです。
彼の髪の毛は中途半端に伸びていて、特に前髪が長く、振っていると顔が前髪で見えなくなってしまいます。
しかも指揮の振り方が小さく、体の前だけで小さく振ったりするもんだから、
『オバケだぞ~』って言ってふざけたポーズに見えてしまうのです。
リハーサル中、私は笑いに笑ってしまい、笑いをこらえようと我慢すると肩がひくひく震えて、
全然弾けませんでした。
周りの同僚には、私が笑ってる姿のほうがおかしいと言われてしまいました。

 そんなこんなで、色んな意味でかなり危険なコンサートでありました。

 午後は家事と子どもたちの遊び相手。

IMGP3631.jpg
我家のベランダのひまわりが咲いて、こざーる兄は大喜び。

IMGP3638.jpg
ベランダでてんとう虫を発見したこざーる兄。
一生懸命見ていますが、この後、てんとう虫が動き出したらびっくりして後ずさりしていました。

 夜は劇場でプロコフィエフの『ロミオとジュリエット』
10代のダンサーの卵たちとのコラボ。
モダンダンスのロミオとジュリエット。
若さあふれる公演でけっこう楽しかったです。

 仕事に行くのはとっても楽しいけれど、やっぱり体力的にけっこうキツイな。
明日は久々のおやすみ。
ちょっとのんびりできるといいな。




 夫・Tちゃんの勤める研究所で毎年恒例のサマーパーティーがありました。

 水曜日から扁桃炎で高熱を出していたこざーる兄もようやく元気になってきたので、
夕方からイギリスから遊びに来てくれたTちゃんの大学時代の友だちも一緒に出かけました。
今夜の仕事はお休みをもらうことができたのでラッキー。

 パーティーはお昼から始まっており、子どもむけのイベントなどが行われていたので、
私たちが到着したことは既に盛り上がっていました。
毎年、子どもたちにはフェイスペイント人気なので、こざーる兄にも『やってみる?』と
声をかけたのですが、あっさり『Nein!!』
普段、保育園ではしょっちゅうやってもらってるくせに・・・
それよりも今日は風船が気になっていて、飾り付けの風船を欲しがってたので、一つ失敬。
これはこざーる弟が遊んでいて飛んで行っちゃいました。
二つ目、失敬。
これはベビーカーに縛り付けたのに、なぜか飛んで行ってしまい、三つ目、失敬。
これは無事、家まで持ち帰ってきました。

 IMGP3601.jpg
色々な出し物があり、皆、楽しんでいます。

 パーティー会場ではTちゃんの仕事仲間や保育園の先生、お友達がいっぱい。
こざーる弟はベビーカーの中で悠々と座っていましたが、兄は病み上がりのせいもあって
私にぴったり張り付いて、慣れない人が声をかけてくると、大きいお目目を見開いてじーっと見ておりました。
昔は誰にでも愛想が良かったんですけどねぇ。

 夕方5時半からビュフェー開始。
バーベキュー、パエリヤ、豚の丸焼き、キングサーモン、パスタ料理、野菜料理、
サラダなどなど、山のようなご馳走が次から次へと並べられました。
人気のパエリヤ、去年は食べ損ねてしまったので、今年は一番にゲット。
美味しかった~。

 どれもこれも食べ放題。しかもお酒も飲み放題。
この研究所には2000人近くの人々が働いていると言われています。
もちろん全員がパーティーに来てるわけじゃありませんが、それでも皆、家族、友達、知人を
連れてきているので、相当の人数です。
いったい何人分の食事を用意したのかなあ、お酒代はどれくらいかかってるのかしら?
と考えてしまいました。
これを無料で提供してくれる研究所は太っ腹だと感心した次第であります。


 6月15日に仕事に復帰して2週間。
こざーる兄は私が夜の仕事に出かけるとき、いつも泣いて愚図っていました。
しかし、今夜は初めて、自らバイバイしてくれたのです。

 仕事に行くというと愚図るので、お父さんと遊んでいる最中にそ~っと
出かけたりもしたのですが、きちんと話したほうが良いのではないかと思って、
『お母さんは今からお仕事に行くんだよ。だから、お父さんといい子にしてお留守番するんだよ。
 お母さんは必ず帰ってくるからね。帰って来たら、こざーる兄の横で一緒にねんねするから大丈夫だよ』と
きちんと向き合って言い聞かせるようにしたのです。
すると、ちゃんと分かってくれたみたいです。

 今夜、出かける前、お仕事に行ってくるねと声をかけたら、『バイバイ』と言って
手を振ってくれました。
一歩成長したんだなと、嬉しくなりました。

 こざーる兄、だんだんお兄ちゃんらしくなってきています。
弟の世話をこまめに焼いています。
弟が寝る時間になると、枕元に弟のおしゃぶりを置きに行ってくれたり、
ソファーでくつろぐ時に抱っこしてあげたり。
世話を焼いてる姿はほんとうに可愛いです。

 昨日から高熱が出て、今日は自宅待機でした。
弟だけ保育園に行く事になったら、がっかりした表情で見送っていました。
夕方弟が帰ってくる頃になると、何度も何度も名前を読んで玄関のところまで行き、
お父さんに連れられて帰ってきた弟に抱きついていました。

 明日には熱が下がってくれると良いのですが・・・
心配です。
解熱剤もあまり効かず、食欲もなく、水分も取らないので心配です。



 
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